古代の歴史

18世紀の平均的な家の大きさはどれくらい?当時の住宅事情を解説

18世紀の住宅の平均的な広さは、立地、所有者の経済力、そして世紀の中でもどの時期に建てられたかといった要因によって、大きく異なっていました。一概に「これが標準」と言えるものではありませんが、当時の一般的な傾向を見ていきましょう。

庶民の住まいは比較的コンパクト

当時の人口の大多数を占める人々の住まいは、比較的質素でコンパクトなものでした。西ヨーロッパやアメリカにおける平均的な家屋の広さは、およそ1,000〜1,200平方フィート(約93〜111平方メートル、28〜34坪程度)とされ、寝室は3〜4部屋あるのが一般的でした。

現代の日本の一般的な戸建て住宅と比べても、それほど遜色のない広さであることがわかります。ただし、部屋数に対して居住面積が限られていたため、一つひとつの部屋は狭く、家族が密接に暮らすスタイルが主流でした。

裕福な層には広大な邸宅も

一方、富裕層の人々やその家族は、はるかに大きな住居に暮らしていました。その規模は数千平方フィート(数百平方メートル)に及ぶこともあり、使用人の部屋や応接間、書斎などを備えた、現代の基準で見ても十分に豪華な邸宅だったと言えます。

住宅の広さを左右した3つの要因

18世紀の住宅規模に影響を与えた主な要因は、次の3点です。

  • 立地: 都市部では土地が限られていたため、農村部に比べて住宅が小さくなる傾向がありました。
  • 経済力: 所有者の富が住宅の規模に直接反映され、貧富の差が住まいの大きさに如実に表れていました。
  • 時代: 世紀の後半になるにつれ、商業や産業の発展とともに中産階級が成長し、住宅事情にも徐々に変化が見られるようになりました。

まとめ

18世紀の平均的な家の広さは、西ヨーロッパやアメリカでおよそ93〜111平方メートル(28〜34坪)程度でした。しかし実際には、立地や経済力によって格差が大きく、庶民の質素な住まいから富裕層の広大な邸宅まで、多様な住宅が存在していたのです。