1880年リバティヘッド5ドル金貨の価値
1880年リバティヘッド5ドル金貨の評価額を大きく左右するのは、「コインの保存状態」と「サンフランシスコ造幣局かフィラデルフィア造幣局のどちらで鋳造されたか」という2つのポイントです。
状態の劣るものは480米ドル前後で取引されることもありますが、ほぼ未使用に近い状態と認定されたものは1,500米ドルに達するケースもあります。ただし、市場に出回る大多数のコインは、具体的なコンディションに応じておおよそ570〜1,000米ドルの範囲に収まるのが実情です。
リバティヘッド5ドル金貨の歴史
リバティヘッド5ドル金貨は1839年に初めて鋳造されました。5ドルという額面から「ハーフ・イーグル(half eagle)」とも呼ばれ、長年にわたり幅広く流通しました。カリフォルニア・ゴールドラッシュの時代には、多くの人々に愛用された人気のコインでもあります。
なお、1880年の発行分については、フィラデルフィア造幣局(ミントマークなし)の発行数が約2万枚と非常に少ない一方、サンフランシスコ造幣局(S)は約88万枚と大量に鋳造されています。そのため、同じ年号でも造幣局によって希少性と価値が大きく異なる点に注意が必要です。
デザイン
表面には、左向きの自由の女神(レディ・リバティ)の横顔があしらわれています。裏面には、左手に矢束を、右手にオリーブの枝をつかんだ堂々たる白頭ワシが描かれており、平和への願いと国力の象徴が表現されています。
スペックは直径約21.6mm、厚さ約1.4mm、重量約8.36gで、うち約7.5g(品位90%)が純金です。金含有量が高いため、地金価値だけでも一定の下支えがある点も、このシリーズの魅力といえます。