「家に昔からある1922年のリバティドル硬貨は、いったいいくらになるのだろう?」――そう考えてコインの価値を調べる人は少なくありません。しかし結論から言うと、「リバティドル」という名称の硬貨は、1922年にアメリカ造幣局によって製造されていません。
「1922年リバティドル」は実在しない?
よくある誤解ですが、アメリカ造幣局(U.S. Mint)が「リバティドル」という名前で1922年に正式に発行した硬貨は存在しません。そのため、ネット上ではこの架空のコインをめぐって高額査定を謳う誤った情報が流布しており、注意が必要です。
手元にあるのは「ピースダラー」かも
1922年に実際に発行されたのは、自由の女神(リバティ)が描かれたピースダラー(Peace Dollar)です。表面にはリバティの肖像、裏面には止まり木に立つ鷲がデザインされており、多くの人はこの美しい銀貨を「リバティドル」と呼んでいます。
ピースダラーのおおよその価値
- 流通品(通常の状態):おおよそ25〜40米ドル程度
- 未使用に近い美品:50〜100米ドル以上になることも
- ハイレリーフ(高浮き彫り)版などの希少タイプ:数万ドル規模の落札例もあり
1922年ピースダラーはフィラデルフィア・デンバー・サンフランシスコの各造幣局で大量に鋳造されたため、一般的な状態のものは銀地金としての価値が中心になります。一方、ごく初期に試作された「ハイレリーフ」タイプは現存数が極めて少なく、コレクターの間で非常に高い評価を受けています。
価値を見極めるポイント
コインの価値を正確に知るには、発行年・造幣局マーク(DやSなど)・保存状態(グレード)の3点を確認することが重要です。判断に迷う場合は、信頼できるコインディーラーや、PCGS・NGCといった公認鑑定機関に相談するのが確実です。
まとめ
「1922年のリバティドル」という名称の硬貨は公式には存在せず、手元にあるのはピースダラーである可能性が高いでしょう。一般的なものであれば数十ドル程度ですが、状態や種類によっては思わぬ価値が付くこともあります。まずは自分のコインの特徴をしっかり確認してみてください。