1793年フィラデルフィアの黄熱病流行と学校閉鎖
1793年にペンシルベニア州フィラデルフィアを襲った黄熱病の大流行の際、感染拡大を防ぐ対策の一環として、市内の学校はすべて閉鎖されました。
公共の集まりは全面禁止
当時の当局は、人と人との接触を最小限に抑え、感染のリスクを低減させることを目的として、学校の授業を含むあらゆる公共の集まりを禁止しました。その結果、流行期間中は学生も一般市民も学校に通うことが許されず、教育活動は全面的に中断されることになりました。
この黄熱病の流行は、当時のフィラデルフィア(当時のアメリカ合衆国の首都)の人口の約1割にあたる数千人の命を奪う深刻な被害をもたらし、多くの住民が安全を求めて市外へ避難しました。学校や教会、市場など人が集まる場所の閉鎖・禁止は、当時としては最善と考えられた防疫措置でした。