古代の歴史

1966年の「E PLURIBUS UNUM」コインの価値はいくら?実態と査定ポイントを解説

結論:1966年発行の「E PLURIBUS UNUM」という専用コインは存在しません

「1966年のE Pluribus Unumコインの価値は?」という質問は非常に多く見られますが、まず押さえておきたいのが、「E PLURIBUS UNUM(エ・プルリブス・ウヌム)」はコインの名称ではなく、ラテン語で「多数から一つへ」を意味するアメリカ合衆国の公式標語(モットー)だという点です。

この標語は建国以来、多くのアメリカ硬貨に刻み続けられており、1966年発行の硬貨にも実際に刻印されています。つまり、お手元にある1966年の「E PLURIBUS UNUM」表記のコインは、特別な記念硬貨ではなく、当時通常流通していた一般硬貨である可能性が高いのです。

1966年に「E PLURIBUS UNUM」が刻まれた主なコイン

ケネディ・ハーフダラー(50セント硬貨)

1966年にこの標語が刻まれていた代表的な硬貨が、ジョン・F・ケネディ大統領の肖像がある50セント硬貨です。裏面には独立記念堂が描かれ、鷲の周囲に「E PLURIBUS UNUM」の文字が確認できます。

なお、1965年から1967年にかけて発行された硬貨にはミントマーク(造幣局の識別刻印)が省略されているため、フィラデルフィア・デンバー・サンフランシスコのいずれで製造されたかを区別できない点にも注意してください。

ダイムやクォーターの場合

1966年の10セント硬貨(ダイム)や25セント硬貨(クォーター)にも「E PLURIBUS UNUM」は刻まれていますが、これらは銅ニッケル合金で作られているため銀としての価値はなく、基本的に額面どおりの価値しかありません。

1966年ケネディ・ハーフダラーの価値の目安

1966年版ケネディ・ハーフダラーは、銀を全体の40%含むクラッド材で製造されています。1枚あたり純銀約0.148トロイオンスを含むため、銀地金としての価値は銀相場に連動します。近年の銀価格水準ではおおよそ3〜5ドル程度が目安となり、未使用に近い美品やハイグレード品はさらに高く評価されることがあります。

一方、長く流通して擦り減ったコインは、収集市場では額面の50セントから数ドル程度で取引されるのが一般的です。

「IN GOD WE TRUST」との関係について

アメリカのコインにはもう一つの標語「IN GOD WE TRUST(我ら神を信ず)」も刻まれています。こちらは南北戦争中の1864年に初めて硬貨に登場し、1950年代半ば以降、すべての硬貨への刻印が義務付けられました。ただし、これによって「E PLURIBUS UNUM」が廃止されたわけではなく、両方の標語は現在でも並んで刻まれ続けています。

コインの価値を見極めるチェックポイント

お手持ちのコインの価値を調べる際は、以下の点を確認しましょう。
・発行年と額面
・表面・裏面のデザイン(誰の肖像か、どんな図柄か)
・保存状態(傷や摩耗の程度)
・銀などの貴金属を含むかどうか

状態の良い希少なコインの可能性がある場合は、NGCやPCGSといった専門鑑定機関、あるいは信頼できるコインディーラーに相談すると、より正確な評価を受けられます。

まとめ

「E PLURIBUS UNUM」はコインの名前ではなくアメリカの国家標語であり、1966年にも通常の硬貨に刻まれていました。もし1966年の50セント硬貨(ケネディ・ハーフダラー)をお持ちなら、銀含有量ゆえに額面を上回る数ドルの価値が期待できます。まずは発行年・額面・保存状態を丁寧に確認してみてください。