古代の歴史

大航海時代に探検家を派遣した4つの国は?ポルトガル・スペイン・イングランド・フランス

大航海時代をリードした4つの国

15世紀から17世紀にかけての「大航海時代」には、ヨーロッパ各国が新しい航路や未知の大陸を求めて、次々と探検隊を海へ送り出しました。なかでも中心的な役割を果たしたのが、ポルトガル、スペイン、イングランド(イギリス)、フランスの4カ国です。ここでは、それぞれの国が輩出した代表的な探検家とその功績をわかりやすく紹介します。

1. ポルトガル

アフリカ西岸の探索から出発したポルトガルの航海事業は、やがてインドへ至る航路の開拓へとつながりました。

  • エンリケ航海王子:航海学校の設立などを通じて数多くの探検事業を後援し、アフリカ沿岸探索の基礎を築きました。
  • バルトロメウ・ディアス:1488年、ヨーロッパ人として初めてアフリカ最南端の喜望峰を回り込みました。
  • ヴァスコ・ダ・ガマ:1498年、喜望峰経由で海路インドに到達した最初のヨーロッパ人となりました。

2. スペイン

コロンブスの航海以降、スペインは新大陸における発見と征服を積極的に進めました。

  • クリストファー・コロンブス:1492年の大西洋横断航海でアメリカ大陸に到達しました。
  • フェルディナンド・マゼラン:1519〜1522年、史上初の世界周航を成し遂げました(マゼラン自身はフィリピンで亡くなり、残された船団が航海を完遂)。
  • フアン・ポンセ・デ・レオン:1513年にフロリダを発見しました。
  • エルナン・コルテス:1519〜1521年、メキシコのアステカ帝国を征服しました。
  • フランシスコ・ピサロ:1532〜1533年、ペルーのインカ帝国を征服しました。

3. イングランド(イギリス)

スペインやポルトガルより出発は遅れましたが、イングランドは北アメリカへの進出に力を注ぎました。

  • ジョン・カボット:1497年、北アメリカ大陸の海岸線を探検しました。
  • ウォルター・ローリー:1585年、北米初のイングランド植民地となるロアノーク植民地を設立しました。
  • ヘンリー・ハドソン:1609〜1610年、ハドソン川とハドソン湾を探検しました。

4. フランス

フランスもまた北アメリカを主な舞台とし、広大な「ヌーベルフランス」と呼ばれる領域の基盤を築いていきました。

  • ジャック・カルティエ:1534年、セントローレンス川を探検し、カナダ東部をフランス領であると宣言しました。
  • サミュエル・ド・シャンプラン:1608年にケベック市を建設し、五大湖地方の探検を進めました(1603〜1635年)。
  • ルネ=ロベール・カヴァリエ・ド・ラ・サール:1682年、ミシシッピ川を下って河口まで到達しました。

まとめ

ポルトガルとスペインが先駆けてアフリカ周回航路や新大陸を切り開いたのに対し、後に参戦したイングランドとフランスは北アメリカへと進出しました。これらの探検の数々は、世界貿易の飛躍的な拡大と、ヨーロッパ列強による植民地帝国の形成へとつながっていったのです。