オルメカ文明が栄えたのはいつ?
オルメカ文明は、メソアメリカ史における先古典期(形成期)にあたる、およそ紀元前1200年から紀元前400年にかけて繁栄しました。
この時期は、マヤ文明やアステカ文明が花開く前の段階にあたり、オルメカは「メソアメリカの母なる文化」とも称される、最古級の高度な文明です。巨石人頭像に代表される独特な芸術様式や、暦・文字の萌芽など、後世のメソアメリカ諸文明に多大な影響を与えたと考えられています。
オルメカ文明はどこで栄えた?
オルメカ文明の中心地は、メキシコ南部のベラクルス州とタバスコ州、すなわちメキシコ湾岸地帯でした。
- この地域は高温多湿な熱帯性気候に属し、降雨が豊富で、鬱蒼とした植生と大河が広がっています。
- 肥沃な大地に恵まれていたため、トウモロコシなどを中心とした農業が発展し、大規模な集落の形成を支えました。
- オルメカ人はこの地域に、壮麗な祭祀センター(儀礼センター)と都市を建設しました。
代表的な遺跡
とりわけ有名なのが、前期の中心地であったサン・ロレンソと、その後に繁栄したラ・ベンタです。これらの遺跡からは、高さ3メートル近くに達する巨石人頭像が多数出土しており、当時の支配者を表現したものとみられています。