古代の歴史

マヤ文明とアステカ帝国はどこにあったのか?場所・時代・主要都市を解説

古代メソアメリカには、高度な文化を築いた二つの偉大な文明が存在しました。それがマヤ文明とアステカ帝国です。この記事では、それぞれの所在地、繁栄した時代、そして代表的な都市について詳しく解説します。

マヤ文明の所在地と概要

マヤ文明は、「メソアメリカ」と呼ばれる地域で花開いた古代文明です。その範囲は現在のメキシコ南東部、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、およびベリーズの一部に及びます。熱帯雨林に囲まれたこの地域で、マヤ人は精巧なピラミッドや天文台を建造し、独自の文字と暦を発展させました。

マヤ文明の基本情報

  • 所在地:メキシコ南東部、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ベリーズの一部
  • 繁栄した時代:紀元前2600年頃から紀元後900年頃まで(約3000年以上の歴史)
  • 主要都市:ティカル、チチェン・イッツァ、パレンケ、コパン、ウシュマルなど

代表的なマヤの都市

ティカル(グアテマラ)は巨大な神殿ピラミッドで有名な最大級の都市であり、チチェン・イッツァ(メキシコ・ユカタン半島)は「カスティージョ」の名で知られる階段ピラミッドで世界的に著名です。パレンケは美しい浮き彫り彫刻で、コパン(ホンジュラス)は石碑芸術の中心地として、ウシュマルは独特のプッチ様式建築で知られています。

アステカ帝国の所在地と概要

アステカ帝国は中央メキシコ(メキシコ盆地)を拠点とした強力な国家です。その首都テノチティトランは、テスココ湖の中洲に築かれた人工都市で、運河と堤防が張り巡らされた計画都市として、当時ヨーロッパのどの都市にも劣らない規模を誇っていました。

アステカ帝国の基本情報

  • 所在地:現在の中央メキシコ(メキシコ盆地、現在のメキシコシティ周辺)
  • 繁栄した時代:西暦1428年から1521年(スペイン人による征服まで)
  • 主要都市:テノチティトラン(首都)、トラテロルコ、トゥーラなど

隣接するトラテロルコはメソアメリカ最大の市場都市として栄えました。また、トゥーラはアステカ人が祖先の伝説的な都市として崇拝したトルテカ文明の都です。さらに、テオティワカンは厳密にはアステカ帝国以前に栄えた大都市ですが、その壮大な遺跡はアステカ人にとっても神聖な巡礼地として深く敬われていました。

まとめ:両文明の違いを押さえよう

マヤ文明はメキシコ南東部から中央アメリカ北部にかけての広範な地域で約3000年にわたり栄えた一方、アステカ帝国は中央メキシコにおいて15世紀初頭から16世紀初頭までの約100年で急速に勢力を拡大しました。時代も地域も異なる両文明ですが、いずれも天文学・数学・建築技術に優れた、メソアメリカを代表する先住民文明です。