古代の歴史

「陸なら1つ、海なら2つ」――ポール・リヴィアとウィリアム・ドーズに伝えたランタンの暗号

1775年4月18日の夜、ボストンの旧北教会(オールド・ノース・チャーチ)の尖塔に掲げられた提灯は、アメリカ独立戦争の幕開けを告げる有名な合図となりました。この暗号の仕組みは非常にシンプルで、以下の2つのルールで構成されていました。

1. イギリス軍が陸路で進軍する場合

教会の尖塔に提灯を1つ掲げます。

2. イギリス軍が海路で進軍する場合

教会の尖塔に提灯を2つ掲げます。

この暗号はシンプルで覚えやすく、遠く離れた場所からでも視認できるため、ポール・リヴィアとウィリアム・ドーズは「イギリス軍が来る」という緊急の知らせを素早く広めることができました。

実際この夜には2つの提灯が掲げられ、イギリス軍がチャールズ川を渡る「海路」から進軍することが伝えられました。リヴィアとドーズはそれぞれ別のルートでレキシントンへ馬を飛ばし、民兵たちに警報を伝えて回ったのです。