イングランド王ヘンリー7世の長男であるアーサー王子は、1501年11月にスペインの王女キャサリン・オブ・アラゴンと結婚しました。しかし、この結婚生活はわずか5ヶ月余りしか続きませんでした。
アーサー王子は1502年4月、ウェールズ辺境のラドロー城で病に倒れ、15歳という若さでこの世を去りました。華やかな婚礼からほんの数ヶ月後の出来事で、まさに突然の悲劇でした。
短い結婚がイングランド史に与えた影響
アーサー王子の死は、単なる個人的な悲劇にとどまらず、イングランドの歴史を大きく変える転機となりました。王位継承者を失ったヘンリー7世は、次男のヘンリー(後のヘンリー8世)を新たな王位継承者としました。
さらに、イングランドとスペインの同盟関係を維持するため、キャサリン・オブ・アラゴンは数年後に弟のヘンリー8世と再婚することになります。この結婚が後にイングランド宗教改革の引き金の一つとなったことは、歴史上とても有名なエピソードです。