数百年にわたる壮大な建設の歴史
イングランド北部ノーサンバランド州に位置するワークワース城。この城の建設には、実に数百年という長い歳月が費やされました。同城はある一つの時代に一気に建てられたものではなく、時代ごとの支配者たちの手によって段階的に拡張・改修されてきたのが特徴です。
ヘンリー2世による着工(1158年)
ワークワース城の歴史は、中世の1158年にイングランド王ヘンリー2世が着工したことから始まります。ヘンリー2世は王権の強化を図るため、北部イングランドにおける要塞の整備に力を注いだ君主であり、その政策の一環としてこの城の建設が進められました。
ノーサンバランド伯・パーシー家による増築
その後、パーシー家(ペイシー家)がノーサンバランド伯として城の主となると、彼らは何世代にもわたって城への手を加え続けました。特に有名なのは、14世紀末に初代ノーサンバランド伯ヘンリー・パーシーによって建設された壮麗な大塔(グレート・キープ)で、これにより現在私たちが目にするような城の姿へと発展していったのです。
まとめ
つまりワークワース城とは、1158年のヘンリー2世による着工から、パーシー家による長期にわたる増築まで、おおよそ数百年の歳月をかけて形作られた城なのです。各時代の権力者の意匠が幾重にも重なり合うこの城は、現在イングリッシュ・ヘリテッジ(English Heritage)によって管理されており、その豊かな歴史に触れようと多くの観光客が訪れています。