ゴリアテの埋葬地は聖書に記されていない
興味深いことに、ゴリアテの遺体がどこに埋葬されたのかについて、聖書には一切記録されていません。ペリシテ人の巨人戦士として知られるゴリアテは、サムエル記上17章において、少年ダビデによってエラの谷で打ち倒されましたが、その後の遺体の扱いについては詳細な描写がないのです。
ダビデとゴリアテの一騎打ち
イスラエルとペリシテの軍勢が対峙したエラの谷。巨大な体躯と強力な武具を誇るゴリアテに対し、ダビデは投石用の紐(スリング)と小石だけを武器に立ち向かいました。額に命中した一石により、巨漢の戦士はついに倒れました。
遺体以外に残された二つの証拠
遺体の行方は不明ですが、聖書はゴリアテが倒された後に残された二つの重要な戦利品について言及しています。
1. 首はエルサレムへ運ばれた
ダビデはゴリアテの首を切り落とし、それをエルサレムへ持ち帰ったと記されています(サムエル記上17章54節)。当時エルサレムはまだイスラエルの手に落ちていなかったため、この記述は勝利の象徴としての意味合いが強く、解釈が分かれる箇所でもあります。
2. 武器・武具はノブの幕屋に納められた
ゴリアテの武具は、ノブにあった幕屋(タバナクル)に置かれたと伝えられています。これは、神の助けによる勝利を記念するものとして、戦利品が奉納されたと考えられています。
まとめ
ゴリアテの遺体そのものの埋葬地は聖書に明記されておらず、おそらくエラの谷周辺、あるいはペリシテ側が回収した可能性も指摘されています。確かなのは、彼の首はエルサレムへ、武具はノブの幕屋へと、勝利の証としてそれぞれ別の場所に納められたという点です。