私たちの身の回りにあるネジ。家具の組み立てから精密機器まで、現代のあらゆる場面で欠かせない存在ですが、その発祥はなんと2500年ほど前の古代ギリシャにさかのぼります。
ネジの発明者は「タラントスのアルキュタス」
ネジを発明したとされるのは、紀元前5世紀に活躍したギリシャの哲学者アルキュタス(Archytas of Tarentum)です。彼は南イタリアの植民都市タラントス(現在のイタリア・ターラント)出身で、哲学者であると同時に、数学者・天文学者・政治家・軍略家としても名を馳せた万能の人物でした。
プラトンと同時代の博識家
アルキュタスは、著名な哲学者プラトンと同時代に生きた人物として知られています。ピュタゴラス学派に属し、数学や音楽理論の研究にも深い関わりを持っていたと伝えられています。
ネジ以外にも数々の発明を残す
アルキュタスの功績はネジにとどまりません。彼には次のような発明が帰せられています。
- ネジ — 物を固定したり、力を伝達したりする螺旋構造の仕組み
- 滑車(プーリー) — 重い物を少ない力で持ち上げることを可能にした装置
- 世界初の機械式計算機 — 自動計算を行う装置の先駆けとされる発明
まとめ
ネジの発明者は、紀元前5世紀のギリシャ哲学者アルキュタスです。哲学者でありながら数学や工学にも精通していた彼は、ネジや滑車、さらには機械式計算機の原型となる発明を通じて、後世の技術発展に大きな影響を与えました。日常的に使われるネジの背景には、こうした古代の知恵が息づいているのです。