歴史物語

ドイツ検察、100歳の元強制収容所看守を起訴――3518件の殺人への共謀容疑

100歳の元看守を起訴

ドイツの検察当局は、第二次世界大戦後半にザクセンハウゼン強制収容所の看守として勤務していた際、3518件の殺人に関与した共犯者として、100歳のドイツ人男性を正式に起訴しました。

「実質的かつ意図的な関与」を指摘

公共放送NDRの報道によると、現在ブランデンブルク州に暮らすこの容疑者は、多数の殺人に対して「実質的かつ意図的な貢献」を果たしたとされています。同収容所では推定10万人が命を落としたとされます。

相次ぐ高齢元ナチス職員への裁判

APE-MBE通信の報道によれば、近年ドイツの検察当局は、ナチス・ドイツの強制収容所で勤務していた高齢の元看守らを次々と起訴しています。ユダヤ人、ロマ(シンティ・ロマ)、同性愛者、政治犯など数百万人の犠牲者に正義をもたらす「最後の機会」であるとの考えからです。

実際、昨年は93歳のブルーノ・D氏が5230件の殺人幇助(ほうじょ)罪で有罪判決を受けました。また先週には、シュトゥットホフ収容所で事務員として働いていた95歳のイルムガルト・F氏が、1万件の殺人への共謀容疑で起訴されています。

悪名高きザクセンハウゼン収容所

公共テレビの報道によると、今回起訴された100歳の男性は、1942年から1945年にかけてザクセンハウゼン収容所で働いていたとみられています。同収容所は1936年にベルリン近郊に設立され、囚人を対象とした非人道的な人体実験や、ガスによる大量虐殺で悪名高い存在でした。