歴史物語

アメリカ国歌「星条旗」の4番の歌詞とは?意味と和訳を解説

アメリカ合衆国の国歌「星条旗(The Star-Spangled Banner)」は、1814年にフランシス・スコット・キーによって作詞されたもので、実は全4番まで歌詞が存在します。しかし、式典やスポーツイベントなどで実際に歌われるのは1番だけで、4番を目にする機会はほとんどありません。ここでは、あまり知られていない4番の歌詞とその意味をご紹介します。

4番の歌詞(原詩)

Oh! thus be it ever, when freemen shall stand
Between their loved home and the war’s desolation!
Blest with victory and peace, may the Heaven rescued land
Praise the Power that hath made and preserved us a nation!
Then conquer we must, when our cause it is just,
And this be our motto: “In God is our trust.”
And the star-spangled banner in triumph shall wave
O’er the land of the free and the home of the brave.

4番の日本語訳

ああ、自由な人々が
愛する故郷を戦争の荒廃から守るために立ち上がるとき、
いつまでもそうであれ。
勝利と平和に恵まれた、天に救われたこの国よ、
我らを国家として造り、守り続けてきた力を讃えんことを。
我らの大義が正しい限り、必ずや勝利を収めねばならない。
そしてこれぞ我らの標語――「神こそ我らの信頼するところ」。
星条旗は勝利のうちに翻り続けるだろう、
自由の地、勇者たちの故郷の上に。

4番の意味と特徴

4番の最大の特徴は、「In God is our trust(神を信頼する)」という一節が歌われている点です。この言葉は後にアメリカ合衆国の正式な国の標語(National Motto)として採用されており、国歌の中でも特に信仰心と愛国心が色濃く表れた部分といえます。

また、「自由な人々(freemen)」が愛する故郷を戦火から守るために立ち上がる姿を描いた前半部では、勝利と平和への感謝、そして国家を支えてきた力への賛美が歌われています。最後は1番と同じく「自由の地と勇者の故郷」に星条旗が翻るというフレーズで締めくくられ、全編のクライマックスにふさわしい結びとなっています。

まとめ

「星条旗」の4番は、普段歌われることは少ないものの、勝利・平和・信仰といったアメリカの価値観が凝縮された歌詞です。すべての歌詞を知ることで、この国歌が持つ歴史的背景とメッセージへの理解が、より深まることでしょう。