歴史物語

1938年ペニーはどれくらい珍しい?希少性と価値を徹底解説

1938年ペニーは本当に存在しないのか?

「1938年のペニーは存在しない」「銅不足のためその年は製造されなかった」といった情報を目にすることがありますが、これは誤りです。実際には、アメリカ合衆国造幣局は1938年にもリンカーン・ホイート・セント(通称:ペニー)を通常どおり大量に製造しており、銅不足による製造中止は行われていませんでした。

1938年ペニーの発行枚数

1938年のペニーは、以下の3つの造幣廠で鋳造されました。

  • フィラデルフィア造幣局(刻印なし):約156,170,000枚
  • デンバー造幣局(D刻印):約20,010,000枚
  • サンフランシスコ造幣局(S刻印):約15,180,000枚

合計では約1億9千万枚以上にもなり、当時としても十分な数量が流通していました。

希少性と市場価値

こうした大量発行の背景があるため、1938年ペニーは希少な硬貨とは言えません。特に発行枚数の最も多いフィラデルフィア版は、流通品であればほぼ額面程度の価値しかなく、コイン店でも数十円〜数百円程度で取引されるのが一般的です。

一方で、次のような条件を満たす個体はコレクターからの需要が高く、価値が上がる可能性があります。

  • 未使用に近い状態(ミントステート)で保存されているもの
  • 発行枚数の少ないS刻印・D刻印のもの
  • ダブルダイなどのエラーや特別なバラエティを持つもの

まとめ

1938年ペニーは「存在しない」どころか、大量に鋳造されたごく一般的な硬貨です。お手元にあれば、まず刻印と保存状態を確認してみてください。状態の良い個体であれば、思わぬ価値が見つかるかもしれません。