ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場し、オデュッセウスが戦ったサイクロプス(一つ目の巨人)は、ポリュペモスです。彼は海神ポセイドンの息子であり、非常に背が高く、圧倒的な巨体を持つ怪物として描かれています。
ポリュペモスの正確な身長は記録されていない
残念ながら、『オデュッセイア』の中でポリュペモスの正確な身長は明記されていません。しかし、作中のさまざまな描写から、彼が普通の人間とは比べものにならないほど巨大だったことは容易に想像できます。
物語から読み取れる巨体の手がかり
たとえば、ポリュペモスは洞窟の入り口をふさぐのに、人間には到底動かせないほどの巨大な岩を使いました。また、彼が振るう棍棒は「船のマストほどもある」と描写されています。こうした記述をもとに、彼の身長は数メートル、おそらく6メートル前後かそれ以上だったと推測する研究者も少なくありません。
オデュッセウスとの戦い
ポリュペモスは、トロイア戦争からの帰還途中だったオデュッセウスとその部下たちを洞窟に閉じ込め、次々と食べていくという恐ろしい存在でした。そこでオデュッセウスは鋭く尖らせた杭で彼の唯一の目を突き刺して失明させ、「ウーティス(誰でもない)」と名乗る機転を利かせ、無事に脱出することに成功しました。
まとめると、ポリュペモスの正確な身長は古代の文献には記録されていませんが、その途方もない巨体ぶりは物語全体を通じて強調されており、彼はギリシャ神話における最も有名な巨人の一人として今も語り継がれています。