歴史物語

ホメロスはいつトロイア戦争について初めて書いたのか?

トロイア戦争について言及した現存する最古の文学作品は、古代ギリシャの詩人ホメロスによる『イリアス』と『オデュッセイア』です。これら二つの叙事詩は、紀元前8世紀頃に成立したと考えられています。

『イリアス』と『オデュッセイア』の内容

『イリアス』は、トロイア戦争末期のわずか数週間を舞台に、英雄アキレウスの怒りと悲劇を中心に描いています。一方、『オデュッセイア』は、戦争終結後、故郷イタカへ帰還しようとするオデュッセウスの10年に及ぶ波乱の航海を描いた物語です。

成立時期をめぐる背景

これらの作品は、文字として記録される以前、長い間、吟遊詩人たちによって口承で語り継がれてきたとされています。そのため厳密な成立年代については諸説ありますが、一般的には紀元前8世紀とされており、西洋文学の出発点として極めて重要な位置を占めています。