1940年:第二次世界大戦の激化
1940年、第二次世界大戦は一層激化しました。ドイツはデンマーク、ノルウェー、フランス、ベルギー、ルクセンブルク、オランダ、そしてギリシャと北アフリカの一部を次々と支配下に置いていきます。アジアにおいても日本が複数の国や島々を占領しました。これらの出来事は、国際貿易のみならず、戦火に見舞われた地域で暮らす一般市民の日常生活にも計り知れない影響を与えました。
ドイツによるオランダ占領とユダヤ人への迫害
1940年5月、ドイツ軍がオランダを侵攻・占領したことで、フランク一家の運命は大きく変わることになりました。占領後、ユダヤ人に対する差別は組織的かつ深刻さを増していき、公共施設の利用制限や外出時間の規制など、ユダヤ系住民の暮らしは日を追うごとに厳しく制限されていったのです。
「隠れ家」での潜伏生活の始まり
迫害が加速する中、フランク一家は1942年7月、アムステルダムにある「隠れ家(Secret Annex)」と呼ばれる場所へ移り住むことを余儀なくされました。ここから、ナチスによる迫害から逃れるための2年以上に及ぶ潜伏生活が始まります。この隠れ家での日々の中で、娘アンネが綴った日記は、後に世界中で読み継がれる『アンネの日記』となりました。