1940年7月10日、イギリス上空にドイツ空軍(ルフトヴァフェ)の大規模な空襲が始まりました。この日、ドーバー海峡を航行するイギリスの船団に対して激しい攻撃が加えられ、のちに「バトル・オブ・ブリテン(英国航空戦)」と呼ばれる歴史的な空中戦の幕開けとなりました。
「イーグル・デー」と呼ばれた日
この日に行われた空襲は、当時としては最も激烈なものであり、イギリスでは「イーグル・デー(鷲の日)」として記憶されることになりました。ドイツ空軍は制空権の獲得を目的として本格的な攻勢に移り、イギリス本土への侵攻への足がかりを築こうとしたのです。
歴史の転換点となった空中戦
バトル・オブ・ブリテンは、第二次世界大戦における重要な転換点の一つとされています。イギリス空軍(RAF)は、スピットファイアやハリケーンといった戦闘機、そしてレーダー網を活用した早期警戒システムによって、数的に優位なドイツ空軍の攻撃に耐え抜きました。
結果として、ドイツによるイギリス本土上陸作戦(アシカ作戦)は実行されることなく中止され、イギリスは本土を守り抜くことに成功しました。1940年7月10日は、そうした運命の日々の始まりを告げる日として、今日も語り継がれています。