アフリカの歴史

バスコ・ダ・ガマがアフリカ南端を巡る旅の目的は何だったのか?

バスコ・ダ・ガマの航海の目的

バスコ・ダ・ガマがアフリカ南端を回る航海を行った最大の目的は、ヨーロッパからインドへ直接つながる海上航路を確立することでした。

陸路に頼らざるを得なかった時代

ダ・ガマの航海以前、ヨーロッパからインドへ向かうには陸路を利用するしかなく、その旅は長く、危険で、困難を極めるものでした。さらに当時の東方交易の中継地はオスマン帝国などイスラム勢力の支配下にあり、香辛料などの商品は中間商人を経由するたびに価格が高騰していました。

ポルトガルが海路を求めた理由

ポルトガルはそれ以前からインドへの海上ルートの探索を続けてきました。海路を開拓できれば、イスラム勢力に支配された地域を迂回でき、莫大な利益をもたらすインドの香辛料貿易に直接アクセスできるようになるからです。これは国家の富と権威を左右する重大な課題でした。

歴史的な成功とその意義

1497年にリスボンを出発したダ・ガマの艦隊は、アフリカ大陸最南端の喜望峰を回り、1498年についにインド西海岸のカリカット(現在のコージコード)に到達しました。この航海は大成功を収め、ヨーロッパによる新時代の探検と東方交易の幕開けを象徴する出来事となりました。以降、ヨーロッパ諸国はこぞって海洋進出を加速させ、世界史の流れを大きく変えることになったのです。