「スワビマン運動(Swabhiman Andolan)」は、インドで展開された「自尊(セルフ・リスペクト)」を掲げた社会改革運動です。この運動を始めたのは、E・V・ラーマスワーミー・ナイカー(E. V. Ramaswamy Naicker)です。彼は「ペリヤール(Periyar=偉大なる師)」という敬称でも広く知られています。
スワビマン運動を始めたのは誰?
答え:E・V・ラーマスワーミー・ナイカー
ラーマスワーミー・ナイカーとはどのような人物?
1879年、当時のマドラス管区(現在のタミル・ナードゥ州)に生まれたラーマスワーミー・ナイカーは、当初インド国民会議派に参加して独立運動に関わりました。しかし、カースト差別やバラモン優位の社会構造に強い疑問を抱いた彼は、会議派を離れ、1925年に自尊運動(スワビマン運動)を立ち上げました。
運動の主な目的
- カースト制度および不可触民(ダリット)に対する差別の撤廃
- 宗教的な迷信や非合理的な慣習の打破
- 女性の地位向上(寡婦再婚の容認、財産相続権の保障など)
- 合理主義と科学的思考に基づく社会の実現
- ドラヴィダ人(南インド諸民族)の自尊心と権利の確立
運動の影響とその後の展開
この運動は大きな社会的反響を呼び、後に正義党(ジャスティス党)と合流し、1944年にはドラヴィダ連盟(ドラヴィダル・カザガム)へと発展しました。その思想はタミル・ナードゥ州の政治文化に深い影響を与え、今日のDMKやAIADMKといったドラヴィダ系政党の源流となっています。
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