この記事では、イギリス領インド時代の主要な総督(Governor-General)とその功績について、Q&A形式でわかりやすく解説します。インド史・世界史の学習や各種試験対策の復習に、ぜひご活用ください。
インド総督とその主な功績一覧
ロバート・クライヴ(在任:1757〜1760年、1765〜1767年)
問:ロバート・クライヴの主な功績は?
答:法的支配の開始。プラッシーの戦い(1757年)での勝利を経て、東インド会社がベンガルの徴税権を獲得し、イギリスによるインド統治の基礎が築かれました。
ウォーレン・ヘースティングズ(初代インド総督、在任:1774〜1785年)
問:ウォーレン・ヘースティングズの主な功績は?
答:ベンガルにおける二重統治体制の終結。1772年に二重統治(デュアリティ)を廃止し、東インド会社による直接統治へと移行させました。
サー・ジョン・ショア(在任:1793〜1798年)
問:サー・ジョン・ショアの主な功績は?
答:不干渉政策。土侯国への内政干渉を極力避け、現状維持を基本とする穏健な統治を行いました。
チャールズ・コーンウォリス(在任:1786〜1793年)
問:コーンウォリスの主な功績は?
答:恒久定着法(ザミンダーリー制度)の実施(1793年)。ベンガルの土地税収を固定化し、近代的土地制度の基礎を作りました。なお、彼は来印前にアメリカ独立戦争でヨークタウンにおいて降伏したことでも知られています。
ウェルズリー侯(在任:1798〜1805年)
問:ウェルズリー侯の主な功績は?
答:従属同盟条約の導入。土侯国をイギリスの保護下に置き、東インド会社の支配インド会社の支配圏を急速に拡大しました。カルカッタのフォート・ウィリアム・カレッジ創設も彼の業績です。
ヘイスティングス侯(モイラ伯爵、在任:1813〜1823年)
問:ヘイスティングス侯の政策上の功績は?
答:ピンダリー討伐。インド中部を荒らし回った略奪集団ピンダリーを鎮圧し、第三次マラーター戦争を通じてイギリスの覇権を確立しました。
ウィリアム・ベンティンク卿(在任:1828〜1835年)
問:ウィリアム・ベンティンクの功績は?
答:サティー(寡婦殉死)とトゥギー(絞殺強盗)の禁止・撲滅。社会改革に力を入れ、英語教育の推進も進めました。
オークランド伯(在任:1836〜1842年)
問:オークランド伯の主な功績は?
答:前進政策。北西辺境への拡張路線を採り、第一次アフガン戦争(1839年)に踏み切りました。
ダルハウジー伯(在任:1848〜1856年)
問:ダルハウジー伯の功績は?
答:無嗣喪失権(消滅権)政策。後継者のいない土侯国を次々と併合しました。鉄道・電信・郵便制度といった近代的インフラの整備も推進したことで知られています。
サー・ジョン・ローレンス(在任:1864〜1869年)
問:サー・ジョン・ローレンスの主な功績は?
答:「大無為政策」(マスタリー・インアクティビティ)。北西辺境での積極的な拡張を控え、防衛態勢の強化を優先する慎重路線を取りました。
メイヨー伯(在任:1869〜1872年)
問:メイヨー伯の主な功績は?
答:財政地方分権化政策の導入。中央と地方の財政配分を見直し、地方行政の財政基盤を強化しました。
リットン伯(在任:1876〜1880年)
問:リットン伯の功績は?
答:弾圧的な統治。土語出版法(1878年)や武器法によって、インド人の言論・政治活動を厳しく制限しました。
リポン侯(在任:1880〜1884年)
問:リポン侯の功績は?
答:地方自治の導入。1882年の決議により地方自治体の育成を図り、「インド地方自治の父」と呼ばれています。
カーゾン侯(在任:1899〜1905年)
問:カーゾン侯の主な功績は?
答:ベンガル分割令(1905年)。民族運動の高揚を招きましたが、古代遺跡の保護や大学改革など文化行政の面でも業績を残しています。
チェルムスフォード子爵(在任:1916〜1921年)
問:チェルムスフォード子爵の主な功績は?
答:ジャリアンワラー・バーグ事件(アムリットサル事件、1919年)の発生。その任期中にこの悲劇が起きました。また、モンタギュー=チェルムスフォード改革(1919年統治法)もこの時期に実施されています。
アーウィン男爵(ハリファックス伯、在任:1926〜1931年)
問:アーウィン卿の功績は?
答:円卓会議の開催。インド憲政の将来を協議するためロンドンで円卓会議を開き、ガンディーとの間でガンディー=アーウィン協定も締結しました。
マウントバッテン伯爵(最後の副王、在任:1947年)
問:マウントバッテン伯爵の主な功績は?
答:インド分割。最後の副王として、1947年のインド・パキスタン分離独立を実現しました。
まとめ
本記事では、インド歴代総督とその功績、インド総督一覧、副王の一覧、インド史における「最初の人物」などを紹介しました。他にも関連情報をご希望の場合は、コメント欄からお気軽にお問い合わせください。