結論から言うと、ルイジアナ州には山脈が存在しません。アメリカ合衆国南部に位置するこの州は、その大部分が平坦な地形によって特徴づけられています。ミシシッピ川が長い年月をかけて運んだ土砂が堆積してできた沖積平野が広がり、海抜0メートルに近い低地も多く見られます。
州内最高地点は「ドリスキル山」
ルイジアナ州の最高地点として知られているのが、州北部にあるドリスキル山(Driskill Mountain)です。しかし、その標高はわずか535フィート(約163メートル)しかありません。「山」と呼ばれてはいるものの、実際には小さな丘のようなもので、本格的な山岳とは言えません。
ちなみに、この標高は全米50州の中でも最も低い部類に入ります。例えば、隣接するテキサス州には標高2,600メートルを超えるグアダルーペ山がそびえることを考えると、その差は歴然です。
北部と西部には丘陵地帯も点在
とはいえ、州全体が完全に平坦というわけではありません。北部や西部の一部地域には、なだらかな起伏を持つ丘陵地帯が点在しています。これらの地域は周囲の平野よりやや標高が高く、森林に覆われた穏やかな景観が広がっています。
なぜルイジアナ州はこれほど平坦なのか?
その答えは、ミシシッピ川の存在にあります。ルイジアナ州の大部分は、ミシシッピ川が数百万年かけて上流から運んできた土砂によって形成された三角州(デルタ)地帯です。このため土地はきわめて平坦で、標高も非常に低くなっています。
こうした平坦で肥沃な大地は農業に適しており、サトウキビや大豆などの生産が盛んです。一方で、ハリケーン襲来時に洪水被害を受けやすいという脆弱な側面も持っています。