アメリカ南北戦争(1861年~1865年)において南部側で戦った「南軍」は、正式にはアメリカ連合国(Confederate States of America)と呼ばれる国家です。では、この南軍はどこに存在し、どのような州で構成されていたのでしょうか。
アメリカ連合国の成立
1860年から1861年にかけて、奴隷制の維持を重視する南部の11の州が、アメリカ合衆国からの脱退(分離独立)を宣言しました。これらの州が集まって結成されたのがアメリカ連合国であり、首都はバージニア州のリッチモンドに置かれ、ジェファーソン・デービスが初代大統領に就任しました。
脱退の最大の要因となったのは、北部と南部の間で深刻化していた経済制度や奴隷制をめぐる対立でした。当時の南部経済は綿花プランテーションに大きく依存しており、その基盤となっていた奴隷労働の存続が政治的争点となっていたのです。
連合国に加わった11の州
アメリカ連合国を構成したのは、以下の11州です。
- サウスカロライナ州(最初に脱退した州)
- ミシシッピ州
- フロリダ州
- アラバマ州
- ジョージア州
- ルイジアナ州
- テキサス州
- バージニア州(最も人口が多く、工業力も高い重要な州)
- アーカンソー州
- テネシー州
- ノースカロライナ州
これらの州はいずれも合衆国の南部に位置し、農業中心の経済構造と奴隷制という共通の背景を持っていました。特にバージニア州は連合国の軍事的・政治的中心地となり、ロバート・E・リー将軍をはじめ多くの著名な指導者を輩出しました。
まとめ
南北戦争の南軍とは、1860年から1861年にかけて合衆国からの脱退を宣言した南部の11州によって形成されたアメリカ連合国のことを指します。奴隷制をめぐる北部との対立が背景にあり、4年間に及ぶ内戦の末、1865年に連合国は崩壊し、各州は再び合衆国に復帰することとなりました。