アメリカ合衆国とイギリスの間で最後に交わされた戦争は、1812年から1815年にかけて戦われた米英戦争(1812年戦争)です。それ以降、両国の間で本格的な戦争は発生していません。
アメリカ独立戦争(1775年〜1783年)
アメリカとイギリスの対立の始まりは、1775年に勃発したアメリカ独立戦争です。北米東岸の13の植民地がイギリスからの独立を求めて戦い、1783年のパリ条約により、アメリカ合衆国の独立が正式に承認されました。
米英戦争(1812年〜1815年)
独立後も両国の関係は必ずしも安定しておらず、1812年に再び戦争が勃発しました。主な原因として、ナポレオン戦争中のイギリスによる海上封鎖やアメリカ船舶への干渉、カナダ方面をめぐる領土問題などが挙げられます。
この戦争では、1814年にイギリス軍が首都ワシントンD.C.に侵入し、大統領官邸(現ホワイトハウス)など公共建築物が焼かれるという出来事もありました。1815年初頭のニューオーリンズの戦いの後、戦争は終結しました。
それ以降の米英関係
米英戦争を最後に、アメリカとイギリスが武力衝突することはありませんでした。19世紀後半からは友好関係が着実に深まり、20世紀には二度の世界大戦で同盟を組み、共に戦いました。現在では「特別な関係(Special Relationship)」と呼ばれる、政治・経済・軍事面で極めて緊密な同盟国となっています。