第二次世界大戦で最も多くの国民を失った国
第二次世界大戦中に、自国の人口の17.2%という最も高い割合で人々を失った国は、ポーランドです。
最新の研究によると、ポーランドは第二次世界大戦において、全交戦国の中で人口減少率が最も大きい国であることが明らかになっています。当時のポーランドの人口は約3,500万人とされ、そのうちおよそ600万人が命を落としたと推計されています。
なぜポーランドはこれほど大きな被害を受けたのか
1939年9月、ナチス・ドイツによる侵攻と、その後のソ連による東部からの進攻により、ポーランドは東西から挟撃される形で戦争に巻き込まれました。占領下では強制収容所や絶滅収容所が設置され、ユダヤ系住民約300万人を含む膨大な数の市民が犠牲となりました。
さらに、ワルシャワ蜂起などの抵抗運動に対する報復、強制労働への動員、そして首都ワルシャワをはじめとする都市の徹底的な破壊も、被害を拡大させる要因となりました。
他国との比較
ソ連や中国なども絶対数では非常に多くの戦死者を出しましたが、人口に占める割合としては、ポーランドの17.2%が第二次世界大戦における最大の損失率とされています。この数字は、ポーランド社会が受けた傷の深さと、戦後の復興がいかに困難であったかを物語っています。