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右の卵巣が痛い原因は?考えられる6つの疾患と受診の目安

右側の卵巣付近に痛みを感じると、「何か重い病気ではないだろうか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。実は、右卵巣の痛みにはさまざまな原因が考えられ、必ずしも深刻な病気が隠れているとは限りません。

ここでは、右卵巣が痛む主な原因として挙げられる6つの可能性について詳しく解説します。

右卵巣が痛む主な原因

1. 排卵痛

排卵とは、成熟した卵子が卵巣から放出される現象です。このとき、卵子を排出する側の卵巣に一時的な軽い痛みが生じることがあります。排卵痛は多くの場合、数時間から数日以内に自然におさまり、心配はいりません。

2. 黄体嚢胞

黄体嚢胞は、排卵後に卵巣上にできる液体がたまった袋状のものです。多くの場合は無害で、数周期のうちに自然に消失します。ただし、嚢胞が大きくなったり、ねじれや破裂を起こしたりすると、痛みの原因となることがあります。

3. 子宮内膜症

子宮内膜症は、本来なら子宮の内側にのみ存在すべき子宮内膜様の組織が、子宮の外側で増えてしまう病気です。この組織が卵巣に着床・増殖すると「チョコレート嚢腫」などを形成し、月経時を中心に強い痛みを引き起こすことがあります。

4. 骨盤内炎症性疾患(PID)

骨盤内炎症性疾患は、子宮・卵管・卵巣などに細菌感染が広がる炎症性の病気です。下腹部全体の痛みや発熱、おりものの異常などの症状が現れることがあり、卵巣周辺の痛みとして感じられることも少なくありません。

5. 異所性妊娠(子宮外妊娠)

異所性妊娠とは、受精卵が子宮以外の場所(卵管・卵巣・子宮頸管など)に着床してしまう状態です。妊娠が進行するにつれて激しい腹痛や出血を引き起こす可能性があり、放置すると命に関わることもあるため、早急な対応が必要です。

6. 卵巣がん

卵巣がんは、卵巣に発生する悪性腫瘍です。初期には自覚症状がほとんどありませんが、進行すると下腹部の痛みや腹部の張り、しこりの感覚などが現れることがあります。

痛みがあるときは早めに受診を

右卵巣の痛みは、排卵のような生理的なものである場合もあれば、治療が必要な病気が背景にある場合もあります。特に以下のような場合は、婦人科の受診をおすすめします。

  • 痛みが強い、または長く続く
  • 発熱や不正出血を伴う
  • 妊娠の可能性がある

自己判断せず、医師の診察を受けて適切な検査を行うことで、重大な病気の早期発見につながります。気になる症状がある場合は、ためらわずに医療機関へ相談しましょう。