南アメリカの歴史

米国の国章に描かれた3つの記号とは?それぞれの意味を解説

米国の国章に描かれた3つの記号

アメリカ合衆国の国章「グレート・シール(Great Seal)」には、3つの重要な記号が描かれています。それぞれが国の理念や歴史を象徴しており、1782年の制定以来、公式な印章として使用され続けてきました。

1. ハクトウワシ(白頭鷲)

国章の中央に描かれているのは、北米原産の猛禽類であるハクトウワシです。ワシは強さ、勇気、そして自由の象徴とされています。アメリカ固有の種であることから国のシンボルに選ばれました。

2. オリーブの枝

ワシの右の足には、オリーブの枝が握られています。これは平和への願いを表す記号です。枝につけられた葉と実は13個ずつで、建国当初の13の植民地(後の13州)を象徴しています。

3. 矢束(13本の矢)

一方、左の足には13本の矢の束が握られています。これは戦争と防衛を意味し、国家を守る意志を示しています。

平和と防衛のバランスを表すデザイン

オリーブの枝と矢束が左右で対になっているのがポイントです。「平和を最優先に望むが、必要とあらば武力でも守り抜く」というアメリカの基本姿勢を、視覚的に表現しています。

また、国章にはこれら3つの記号以外にも、星条旗を想起させる盾や、くちばしに加えた「E Pluribus Unum(多数から一つへ)」の銘が刻まれたリボンなどが含まれており、建国の理想と価値観が凝縮されたデザインとなっています。