1973年に発行されたアメリカ合衆国のハーフダラー(50セント)硬貨、いわゆる「ケネディ・ハーフダラー」の価値は、保存状態(コンディション)とミントマーク(造幣局マーク)によって大きく変動します。
流通品の相場:約0.5〜1ドル
市中で実際に使われていた「流通品」の1973年ハーフダラーは、額面価格とほぼ同じか、わずかに上回る程度の0.5ドル〜1ドル前後で取引されるのが一般的です。
なお、1973年以降のケネディ・ハーフダラーは銀を含まない銅ニッケル合金で作られているため、素材としての金属価値は高くありません。そのため、状態が悪い硬貨は額面程度の評価にとどまります。
未流通品なら価値が大幅アップ
一方、発行当時のまま一度も流通していない未流通(UNC)状態の硬貨は、収集家からの需要が高く、大幅に高い評価を受けることがあります。
特に注目したいのが、サンフランシスコ造幣局で鋳造された「S」ミントマーク入りの個体です。1973年のSミントマーク付きハーフダラーは主にプルーフセット向けに製造されたため流通量が少なく、未流通に近い美しい状態で残っているものは100ドル以上の値がつくケースもあります。
価値を左右する3つのポイント
- 保存状態:傷や摩耗が少なく、光沢が残っているほど高評価
- ミントマーク:S(サンフランシスコ)など希少なマークが付くと価値上昇
- 鑑定の有無:専門機関によるグレーディング(格付け)を受けると信頼性が高まり、高額売却につながりやすい
まとめ
1973年ハーフダラーの多くは額面程度の価値ですが、状態の良い未流通品やSミントマーク付きの個体はコレクターズアイテムとして高値が期待できます。手元にある場合は、まず表面のミントマークと硬貨の状態を確認してみるとよいでしょう。