南アメリカの歴史

ガズデン買収はサンタ・アナの政治生命にどのような影響を与えたのか?

答え:彼の政治的キャリアを「終わらせた」

正解は「終わらせた(Ended)」です。1853年のガズデン買収は、アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナの長く波乱に満ちた政治人生の事実上の終焉を意味しました。

米墨戦争での敗北と亡命

サンタ・アナはメキシコ軍を率いて米国の侵攻に抵抗しましたが、指揮官としては有能さを発揮できず、メキシコは米墨戦争(1846年~1848年)で壊滅的な敗北を喫します。この敗北の責任を負う形で彼は権力の座を追われ、長きにわたる亡命生活を余儀なくされました。

1853年の復帰と領土売却

しかし1853年、保守派の支持を受けてサンタ・アナは最後の大統領としてメキシコに帰還します。同年、米国特使ジェームズ・ガズデンとの交渉がまとまり、現在のアリゾナ州南部およびニューメキシコ州南西部にあたる領土を1,000万ドルで米国へ売却する「ガズデン買収」が成立しました。

国民の反発と最終的な失脚

売却益によって一時的に権力を維持できたものの、「国土を金で売り渡した」という激しい批判が国内に広がり、国民の怒りは収まりませんでした。1855年のアユトラ革命によってついに打倒されると、サンタ・アナは再び亡命へと追い込まれます。こうしてガズデン買収は、彼の政治的キャリアの幕引きとなったのです。