笑顔で祖国のために――1940〜41年:戦死した若き勇者たちの名簿
1940年から1941年の戦争で散った英雄たちへの、ささやかながら心からの追悼として、ギリシャ陸軍総司令部(GES)は戦死した兵士たちの氏名を公表しました。自由と名誉のために、唇に微笑みをたたえながら血を流した勇敢な若者たち。ギリシャ全国が彼らを心に刻み、敬慕し続けなければなりません。
「いいえ(ΟΧΙ)」の日から始まった戦い
1940年10月28日、イタリア軍がアルバニア領内からギリシャへ侵攻し、第二次世界大戦におけるギレシャ・イタリア戦争の幕が開きました。当時のギリシャ首相イオアニス・メタクサスがイタリア側の最後通牒を拒否したこの日は、現在も「オヒ(ΟΧΙ=ノー)の日」として国民の祝日となっています。
圧倒的な兵力・装備の差にもかかわらず、ギリシャ軍はエピロスやピンドス山脈一帯の厳しい山岳地帯で果敢に抵抗し、敵を国境線上で食い止めただけでなく、逆にアルバニア領内へと押し戻すことに成功しました。この予想外の勝利は、連合国側に大きな希望をもたらしたのです。
名簿公表の意味
しかし、その輝かしい勝利の裏には、故郷と家族を守るために命を捧げた無数の若い兵士たちの犠牲がありました。彼らの多くは十代から二十代半ばの、人生の扉を開いたばかりの若者でした。辺鄙な村々から戦場へ赴き、祖国への愛と誇りを胸に、笑顔とともに最期の時を迎えたのです。
戦没者の氏名を公表することは、一人ひとりの犠牲を決して忘れないという国家としての誓いであり、遺族にとっての慰霊であると同時に、後世へ歴史の記憶を確実に受け継ぐための重要な行為でもあります。
自由と名誉のために自らの血を流したこれらの勇者たちを、ギリシャ全土の人々は今日もなお記憶し、深い敬意とともに讃え続けています。