ヨーロッパの歴史

キューバ戦争に対する世界の反応とは?冷戦期の米国とキューバの対立を解説

米国による経済制裁の開始

キューバ革命後、フィデル・カストロ政権が米国資本の企業や産業を次々と国有化したことを受け、米国はキューバに対して大規模な経済制裁を発動しました。これが、その後数十年にわたる両国間の深刻な対立の発端となりました。

ピッグス湾侵攻の失敗

カストロ政権を弱体化させることを目的に、ジョン・F・ケネディ政権は、亡命キューバ人の不満を利用する形で、CIAが主導する秘密作戦「ピッグス湾侵攻」を実行しました。

しかし、上陸作戦が開始された際、米軍機が地上部隊への支援を拒否したため、作戦は壊滅的な軍事的失敗に終わりました。この結果、米国とキューバの関係には取り返しのつかない深い亀裂が生じることとなりました。

キューバミサイル危機――核戦争寸前の緊迫状態

ソ連が西半球のほぼ全域を射程に収める戦術核ミサイルをキューバに配備したことがきっかけで発生した「キューバミサイル危機」は、それまで米ソ間に存在していた冷戦下の敵対関係を一気に悪化させ、歴史上最も直接的な戦争に接近した瞬間の一つとなりました。

国際的な孤立と長期にわたる経済封鎖

数多くの武力衝突や核戦争寸前の事態を引き起こした世界的な対立の中で重要な役割を果たしたキューバは、米州機構(OAS)から追放されました。さらに、米国による金融・商業・経済分野での包括的な封鎖措置が科されることになり、この封鎖は2023年9月の時点においても依然として有効であり続けています。