ポルトガルがブラジルと同時に支配していた国とは?
ポルトガルがブラジルを支配していた時代、同時に支配していた国のひとつとして特に重要なのがアンゴラです。ポルトガルの植民地帝国は南米だけにとどまらず、アフリカ大陸にも広大な領土を有していました。
アンゴラ――400年以上に及ぶポルトガルの植民地
アンゴラはアフリカ大陸の南西部に位置する国で、16世紀から20世紀(1975年の独立まで)にかけて、約400年もの間ポルトガルの植民地でした。沿岸部の都市ルアンダを拠点として統治が進められ、奴隷貿易や資源の供給地としてポルトガル経済において重要な役割を果たしました。
ポルトガル帝国――歴史上最大級の海洋帝国
ブラジルとアンゴラの両方を支配していた時期、これらの領土はすべてポルトガル帝国の一部でした。ポルトガル帝国は歴史上最大級の帝国のひとつであり、15世紀の大航海時代に世界で最初の「地球規模の帝国」と呼ばれる存在となりました。アフリカ、南米、アジアにまたがる交易網を築き、その影響力は数百年にわたって続きました。
その他の主な支配地域
ブラジルとアンゴラ以外にも、ポルトガルは以下のような地域を長期間支配していました。
- モザンビーク(アフリカ南東部)――1975年まで統治
- ギニアビサウ、カーボベルデ、サントメ・プリンシペ(西アフリカおよび大西洋上の島々)
- ゴア(インド)――1961年まで
- マカオ(中国)――1999年まで、アジア最後のヨーロッパ植民地の一つ
- 東ティモール(東南アジア)――1975年まで
まとめ
このように、ポルトガルがブラジルを支配していた時代には、アフリカのアンゴラをはじめ、モザンビークやアジア各地の領土も同時に統治していました。ブラジルが1822年に独立した後も、ポルトガルはアフリカやアジアの植民地支配を1970年代半ばまで維持しており、その帝国の歴史はまさに世界的なスケールを持つものでした。