ヨーロッパの歴史

ラテンアメリカで最初に独立を宣言した国はどこ?ヨーロッパとの関係をわかりやすく解説

「ラテンアメリカで最初に独立を宣言したヨーロッパの国」という問いには、実は前提に誤りがあります。ラテンアメリカにヨーロッパの国は一つも存在しません。

ラテンアメリカとヨーロッパの関係とは?

ラテンアメリカとは、中南米およびカリブ海地域の国々を指す呼称です。これらの国々は、かつてスペインやポルトガルなどのヨーロッパ諸国の植民地でしたが、地理的にも政治的にも現在はすべて独立した主権国家であり、ヨーロッパ大陸の国ではありません。

「ラテンアメリカ」という名称は、公用語や文化がラテン系(ローマ系)の影響を強く受けていることに由来しており、ヨーロッパ領であることを意味するものではない点に注意が必要です。

ブラジルは1822年にポルトガルから独立

ポルトガルの植民地だったブラジルは、1822年9月7日にポルトガルからの独立を宣言しました。これはポルトガル系植民地の中で最初の独立宣言であり、後に皇帝となるペドロ1世(当時は皇太子ペドロ)が中心となって実現させたものです。

なお、ラテンアメリカ全体で見ると、ハイチが1804年にフランスから独立しており、地域初の独立国となっています。その後、1810年代から1820年代にかけて、メキシコ、アルゼンチン、コロンビアなど、かつてスペイン領だった国々が相次いで独立を果たしていきました。

まとめ

ラテンアメリカにヨーロッパの国は存在せず、同地域の国々はすべて元植民地から独立した国家です。ブラジルは1822年にポルトガルから独立を宣言した最初の例として知られており、ラテンアメリカ史上重要な転換点となりました。