ヨーロッパの歴史

第一次世界大戦中、連合国側に加わらなかった国はどこ?アメリカの中立から参戦までの経緯

第一次世界大戦(1914年〜1918年)の最中、アメリカ合衆国は長い間、連合国(協商国)側には属していませんでした。戦争が勃発した当初、アメリカは中立の立場を堅持していたのです。

アメリカの中立方針

1914年にヨーロッパで大戦が始まると、当時のウッドロウ・ウィルソン大統領は「我々は名目上も事実上も中立である」と宣言し、ヨーロッパの紛争への不介入を国民に呼びかけました。大西洋を隔てた遠い大陸での戦争に、アメリカが直接関与すべきではないという考え方が主流だったのです。

1917年4月6日、ついにドイツへ宣戦布告

しかし、状況は次第に変化していきます。ドイツによる無制限潜水艦作戦の再開や、ドイツがメキシコに対してアメリカ攻撃を持ちかけたとされる「ツィンメルマン電報」の暴露などにより、アメリカ国内の世論は参戦へと傾いていきました。

こうした経緯を経て、1917年4月6日、アメリカ合衆国は正式にドイツ帝国に対して宣戦布告を行い、ここで初めて連合国側の一員として第一次世界大戦に参加することとなりました。

まとめ

つまり、「第一次世界大戦中に連合国に属さなかった国」という問いに対する答えは、少なくとも開戦から約3年間にわたり中立を守り続けたアメリカ合衆国です。ただし、1917年4月6日の対独宣戦布告以降は、アメリカも正式に連合国陣営に加わっている点に注意が必要です。