古代の歴史

ブリガンティン:私掠船として活躍した帆船の歴史と特徴

ブリガンティン:私掠船として活躍した帆船の歴史と特徴

ブリガンティンとは

ブリガンティンは、オールで漕ぐ船が主流だった時代に、ガレー船の帆装版として登場した帆船です。俊敏な航行性能を備えていたことから、私掠船としての任務にぴったり合った艦型でした。私掠船とは、政府の許可のもとで敵国船舶への攻撃を認められた民間の武装船を指します。

船体と帆装の特徴

総トン数およそ150トンの船体には、デッキが1層だけ設けられていました。メインマストとフォアマストに加え、船首から前方へ突き出すバウスプリット(船首斜檣)を備え、帆は横帆・ブリガンティンセイル・ジブ(三角帆)を組み合わせた構成が基本です。

多様な改造による進化

ブリガンティンは時代とともに実に多様な改造を受けました。なかでも索具(リギング)と帆装に関する変更が顕著で、船の姿は次第に変化していきます。その結果、3本マストの船型や、前檣に横帆を、後檣にガフセイル(斜桁帆)を掛ける「ブリガン・スクーナー」へと発展を遂げたのです。