古代の歴史

「モハンダス」と「マハトマ」の違いとは?ガンディーの本名と称号の意味を解説

マハトマ・ガンディーと呼ばれることの多いこの偉人は、実は「モハンダス」という名前を持って生まれました。「モハンダス」と「マハトマ」はよく混同されますが、一方は本名、もう一方は後に贈られた称号であり、意味も由来もまったく異なります。この記事では、それぞれの言葉の成り立ちと意味をわかりやすく解説します。

モハンダス(Mohandas)とは

モハンダスは、マハトマ・ガンディーの本名(下の名前)です。正式には「モハンダス・カラムチャンド・ガンディー」といい、1869年にインド西部のポールバンダルで生まれました。

この名前は、サンスクリット語の2つの言葉を組み合わせたものです。

  • moha(モーハ):幻惑、迷い
  • das(ダーサ):僕(しもべ)、仕える者

この組み合わせから、モハンダスは「幻惑の僕」あるいは「幻を打ち払う者」と解釈することができます。

マハトマ(Mahatma)とは

マハトマは、インドの人々がモハンダス・ガンディーに贈った敬称(称号)です。彼が生まれ持った名前ではなく、その人格と功績に対して後から与えられたものである点に注意が必要です。

この称号もまた、サンスクリット語の2つの言葉から成り立っています。

  • maha(マハー):偉大な
  • atma(アートマン):魂、精神

つまりマハトマとは「偉大なる魂」を意味し、深い敬意をもって「尊ぶべき人」を指す言葉です。詩人ラビンドラナート・タゴールがこの称号を用いたことがきっかけとなり、広く定着したと言われています。

まとめ:名前と称号の違い

両者の違いを整理すると、以下のようになります。

モハンダスマハトマ
種類本名(下の名前)称号(敬称)
由来moha(幻惑)+ das(僕)maha(偉大な)+ atma(魂)
意味幻惑の僕 / 幻を払う者偉大なる魂 / 尊ぶべき人
誰によるものか出生時に与えられたインドの人々が贈った

このように、モハンダスはガンディーが生まれたときから持っていた名前であり、マハトマはその非暴力の思想とインド独立への貢献を称えて、人々が捧げた最高の敬意の表現なのです。