古代の歴史

第一次世界大戦でイギリス軍はどこに上陸したのか?ガリポリ上陸作戦を解説

上陸地点はガリポリ半島のヘレス岬

第一次世界大戦中、イギリス軍は1915年4月25日、当時オスマン帝国の支配下にあったガリポリ半島(現在のトルコ)南端のヘレス岬(Cape Helles)に上陸しました。この上陸作戦は「ガリポリ戦役」の一部であり、連合国がトルコ海峡の掌握を目指して実施した大規模な軍事作戦でした。

ガリポリ戦役の目的

連合国、とりわけイギリスとフランスは、中央同盟国として参戦したオスマン帝国に対抗するため、ダーダネルス海峡とボスポラス海峡からなるトルコ海峡を制圧し、黒海への航路を開くことを計画しました。この航路が確保できれば、同盟国であるロシア帝国への物資や兵器の供給が格段に容易になると期待されていたのです。

上陸作戦の展開

1915年4月25日、イギリス軍はヘレス岬に上陸した一方、オーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)は半島西部の海岸、後の「アンザック・コーヴ」として知られる地点に上陸しました。しかし、上陸部隊はオスマン帝国軍による猛烈な抵抗を受け、内陸への進撃は思うように進みませんでした。

作戦の失敗と撤退

その後、数か月にわたる消耗戦の末、連合軍は戦線を突破できないまま多大な犠牲を出し、膠着状態に陥りました。最終的に作戦は失敗と判断され、連合国は1916年1月までに全兵力をガリポリから撤収させました。この戦役では両軍合わせて数十万人規模の死傷者が出たとされており、第一次世界大戦における連合国側の重大な挫折の一つとして記録されています。