1887年E Pluribus Unumコインとは?
「E PLURIBUS UNUM」(ラテン語で「多数から一つへ」)という銘文が刻まれた1887年の銀貨は、アメリカ合衆国で発行されたモーガンシルバーダラー(1ドル銀貨)です。この銘文は1878年から1921年にかけて鋳造されたすべてのモーガンダラーに共通して刻まれているため、特定のコインの固有名ではなく、デザインの一部と考えてください。
モーガンダラーは、彫刻家ジョージ・T・モーガンによってデザインされた銀貨で、表側には自由の女神像、裏側にはワシの紋章が描かれています。銀90%・銅10%の合金で作られた直径38.1mmの大型銀貨であり、現在でも世界中のコレクターから高い人気を誇っています。
1887年モーガンダラーの価値相場
モーガンシルバーダラーの価値は、保存状態(グレード)と希少性という2つの要素によって大きく変動します。
一般的な流通品の場合
日常的に使用され、摩耗が見られる典型的な1887年モーガンダラーの価値は、おおよそ20〜30ドル(約3,000〜4,500円)程度です。この価格帯は、銀地金としての価値(シルバーバリュー)とほぼ同等とされています。
高グレード・レア品の場合
一方、未使用に近い高グレードのコインや希少なバラエティを持つコインは、桁違いの価値になることがあります。特に注目すべき例は以下の通りです。
- プルーフ版:鏡面のような特殊な仕上げが施されたプルーフ貨の1887年モーガンダラーは、数千ドルの価値がつくことがあります。
- MS(ミントステート)グレード:未流通のまま保存されたコインは、グレードが上がるごとに価値が急上昇します。
- エラーコイン:鋳造時のミスがあるコインは、コレクター市場で高いプレミアムが付くことがあります。
価値を左右する鑑定のポイント
所有しているコインの正確な価値を知りたい場合は、以下の点を確認しましょう。
- ミントマーク:裏面のワシの下にある小さな刻印(O=ニューオーリンズ、S=サンフランシスコなど)を確認します。製造工場によって発行数が異なり、希少性に影響します。
- 表面の状態:傷・摩耗・変色の有無はグレード判定に直結する重要な要素です。
- 専門機関による鑑定:PCGSやNGCなどの第三者鑑定機関に査定を依頼すれば、信頼性の高いグレード評価と市場価値の目安が得られます。
まとめ
1887年のE Pluribus Unumコイン(モーガンシルバーダラー)は、一般的な流通品であれば20〜30ドル前後の価値がありますが、状態や希少性によっては数千ドル以上になることもあります。売却や買取を検討する際は、必ず複数の専門業者で査定を受け、適正な価格を確認することをおすすめします。