古代の歴史

神々が住んだ山の名前は?ローマ神話とギリシャ神話に共通する聖なる山「オリンポス」とは

神々が住んでいたとされる山として知られているのは、オリンポス山(オリュンポス山)です。ローマ神話においても、ギリシャ神話と同様に、オリンポス山は神々の住処であり、最高神ユピテル(ギリシャ神話のゼウス)をはじめとする神々が集う聖なる場所とされてきました。

オリンポス山はどこにある?

オリンポス山は、実際にはギリシャ北部のテッサリア地方に位置する実在の山です。標高は約2,917メートルあり、ギリシャで最も高い山としても知られています。古代の人々は、雲に包まれたその雄大な姿を見て、山頂に神々が住んでいると信じていたのです。

神々は山で何をしていたのか

伝承によれば、神々はオリンポス山の頂上で評議(会議)を行い、豪華な宴を催し、永遠の命を享受しながら暮らしていました。主神ゼウス(ローマ神話ではユピテル)が神々を統率し、ときには人間界の出来事にも干渉したと語り継がれています。

ローマ神話における位置づけ

ローマ人はギリシャ文化を積極的に取り入れ、ギリシャの神々を自国の神々と同一視しました。そのため、ローマ神話においても神々の住処はオリンポス山とされています。

なお、ローマ市内ではカンピドリオの丘(カピトリウムの丘)が、最高神ユピテルの神殿が建つ聖なる丘として特別な信仰を集めました。「ローマにおける神聖な山」といえば、この丘を挙げることもできます。

このように、神々が住む山といえばオリンポス山が世界的に有名ですが、ローマにおいては独自の聖なる丘が信仰の中心となっていた点も、古代宗教の奥深さを感じさせる興味深いポイントです。