ハトシェプストが統治したのは中王国ではなく新王国時代
ハトシェプスト女王がエジプトを統治したのは、中王国時代ではなく新王国時代の初期、およそ紀元前1479年から1458年にかけての時期です。彼女は第18王朝に属し、古代エジプト史上最も成功した女性ファラオの一人として知られています。
トトメス3世との共同統治
ハトシェプストは当初、幼いトトメス3世の摂政として実権を握っていましたが、やがて自らも正式なファラオとしての称号と権威を帯びるようになりました。彼女の治世下でエジプトは安定と繁栄を享受し、対外交易の拡大や大規模な建築事業が盛んに行われました。
死後に訪れた権力の移行
ハトシェプストの死後、トトメス3世が単独のファラオとして即位しました。彼はその後、数多くの軍事遠征を成功させ、エジプトの版図を大きく広げたことから、「古代世界のナポレオン」とも称されています。
ハトシェプストの代表的な業績
彼女の治世で最も有名なのは、デイル・アル・バハリに建設された壮麗な葬祭殿です。また、伝説の地プントへの交易遠征を組織し、香木・象牙・希少な動物などをエジプトにもたらしたことでも高く評価されています。