太古の昔から続くセネカ族の歴史
セネカ族(Seneca)は、太古の昔から北米大陸に存在してきた先住民族です。彼らの口承伝承によれば、その起源は世界が創造された時代にまで遡るとされています。
「ロングハウスの人々」ハウデノショーニーの由来
口承歴史では、世界創成の時に彼らは「ハウデノショーニー(Haudenosaunee)」という名を与えられたと伝えられています。この言葉は「ロングハウスの人々(People of the Longhouse)」を意味し、細長い共同住居であるロングハウスに象徴される、家族や部族の絆と共同体の精神を表しています。
イロコイ連邦を構成する六部族の一つ
セネカ族は、16世紀に結成されたイロコイ連邦(ホーデノショーニー連邦)を構成する六部族(シックス・ネーションズ)の一つです。連邦には当初、モホーク、オナイダ、オノンダーガ、カユーガ、セネカの五部族が参加し、後にタスカローラが加わって六部族体制となりました。セネカ族は連邦の中でも最西端に位置し、「ロングハウスの西の戸番」と呼ばれて重要な役割を担っていました。
伝統的な領土での数千年の暮らし
セネカ族は何千年にもわたり、現在のニューヨ州西部からペンシルベニア州北部にまたがる伝統的な領土で暮らしてきました。この地域はオンタリオ湖やエリー湖といった五大湖に近く、豊かな森林と河川に恵まれた環境の中で、トウモロコシや豆、カボチャを栽培する農耕と狩猟を基盤とした独自の文化と社会を育んできました。