「ナチス列車」の存在、99%確実か
2015年8月28日、ポーランドの文化財総局長を務めるピョートル・ズホフスキ氏は記者会見の場で、いわゆる「ナチス列車」の存在について「99%確信している」と述べました。ただし、列車の中身については現時点では検証できないとしています。
この「ナチス列車」は、ポーランド人男性とドイツ人男性が同国南西部のヴァウブジフ近郊で最近発見したとされるもので、1945年のナチス・ドイツ敗戦時に姿を消した、金や宝石を満載した列車にまつわる伝説を再び呼び起こす話題となっています。発見の報道を受けて、国内では宝探しブームが巻き起こり、世論も大きく沸いていました。

「ナチスの黄金列車」が眠る可能性がある地下空間を備えるクシアン城(2014年11月21日撮影、ポーランド・ヴァウブジフ近郊)
レーダー映像が捉えた全長100メートル超の装甲列車
ズホフスキ氏は、レーダー画像に全長100メートルを超える装甲列車が地中に埋もれた状態で写っていたことを確認したと明かしました。
「装甲列車であるという事実は、内部に価値ある品々が収められている可能性を示唆している」と同氏は語ります。列車の中身としては、「貴重な品々、美術品、さらにはその存在こそ知られていながら、これまで一度も発見されたことのない歴史資料(アーカイブ類)」などが想定されるといいます。
発掘には爆発物処理班など専門家の投入が必要
一方で、列車には「危険物質」が含まれている可能性もあるとのことです。ズホフski氏は、「列車が地雷や爆薬で防護されている恐れがあるため、発掘作業は爆発物処理要員をはじめとする専門部隊によって実施されなければならない」と強調しました。
また同氏は、匿名を希望する発見者側の弁護士が、地方および中央の両当局に対して正式に発見を届け出ていたことも確認しています。ただし、発見場所の正確な位置や発掘作業の開始時期については、詳細を明かさず、関係者の憶測を呼んでいます。