イギリスに対して行われた最後の戦争は、フォークランド紛争(英語:Falklands War、スペイン語では「マルビナス戦争」と呼ばれます)です。これは、南大西洋に位置するイギリス海外領土であるフォークランド諸島(スペイン語:Islas Malvinas/イスラス・マルビナス)をめぐって、アルゼンチンとイギリスとの間で勃発した短期間の武力紛争でした。
紛争の発端
1982年4月2日、アルゼンチン軍が当時イギリスの統治下にあったフォークランド諸島に侵攻し、占領したことで紛争が始まりました。アルゼンチンは歴史的・地理的な理由からこの諸島への領有権を主張しており、これが両国間の対立の火種となっていました。
イギリスの対応と戦闘
これを受けてイギリス政府は、諸島を奪還するため空母を中心とする機動部隊を南大西洋へ派遣しました。遠隔地での海軍作戦や上陸戦など、近代戦争史上でも特異な展開となったこの紛争では、両軍に死傷者が出る激しい戦しい戦闘が繰り広げられました。
紛争の終結
約10週間に及ぶ戦いの末、1982年6月14日、アルゼンチン軍がイギリス軍に降伏し、紛争は終結しました。イギリスは諸島の支配権を取り戻しましたが、アルゼンチン側の領有権主張は現在も続いており、この問題は両国関係における重要な懸案事項となっています。