歴史物語

恋で幸せをつかむ方法…120年前の恋愛指南書に学ぶ19世紀風ナンパ術

世の中には変わらないルールもあれば、明らかに変化を遂げたものもある。では、1903年に出版された『恋人のための手引き』の著者、M.A.ザヴァツキは一体何を説いたのだろうか。

この本は当初、ワルシャワの書店N・チトリナから刊行され、一般の読者が「恋愛における幸福」と「女性との成功」をつかめるよう支援することを目的としていた。以下は、同書のページから拾い集めたアドバイスを十数項目にまとめたものである。

ところで、ナンパをするなら今の方が簡単だろうか、それとも100年前の方が容易だったのだろうか? もちろん、これは純粋に理論上の質問である。筆者はもう長いことナンパを許されていないので……。19世紀末から20世紀初頭の作法に特に関心のある方は、本書は現在も書店で入手可能だ。3年前にイスクリ社から再版されている。

第一部:心に決めた相手を探す

  1. 何よりもまず、自信を持つこと!「男性は女性に対して、自分が精神的にも肉体的にも優位にあることを決して忘れてはならない」(8ページ)。
  2. 第二に、選り好みをすること。「人生とその義務を真剣に考える分別ある男性は、その職業が良き妻であり良き母であることを保証しない女性に、決して思いを寄せてはならない」(12ページ)。誰のことか? リストは短い。女優や芸能の仕事に携わる女性とは、決して付き合ってはいけない。
  3. 第三に、男性側は多少羽目を外しても構わないが、将来の妻は絶対にダメ!「我々が真剣で恒久的な意図を抱いている女性に対しては、まず何よりも、過去が完全に潔白であることを求めるべきだ」。いわゆる「青春の過ち」「恋の過ち」は、いかなる場合も受け入れてはならない。そうしたことは必ず最後に報いをもたらすのだ! 男がどれほど努力しても、「彼自身が立派で誠実な人間であるならば、心の中に必ずや軽蔑の感情――しばしば軽侮へと変わる感情――が目覚めるはずだ。汚れた衣をまとう伴侶に対して……しかも皮肉なことに! 純潔を守り、その巫女であるべき炎がそこに加わるのだ」(16ページ)。要するに、花嫁は処女でなければならない。以上。
  4. 女性は可愛ければ十分だと思っている人は間違っている。いや、それだけでは足りない!「生まれつきの知性の素地と、いくらかの後天的な教養」も備えているべきだ(16〜17ページ)。理由はシンプルで、「知的で理性的な男性」にとって、自分の言葉が通じない女性と永遠に結ばれることほど不幸なことはないからだ。
  5. 女性は知的であるべきだが、度を越してはならない。こちらより賢くなられては困るのだ!「妻には読書をさせよ――だが、願わくば執筆はさせるな! 音楽や演劇を好み、理解するのは結構――だが家庭でのピアノ演奏以外に、名演奏家の名声など夢見てはならぬ」(18ページ)!
  6. もうひとつの単純なルール:釣り合った者同士が結婚する。富裕な男性が貧しい娘と結婚すること、また自らの社会的階層の外に心の拠り所を求めることは許されない。「同じことは国籍、宗教、経済的事情についても当てはまる。対等なる者は対等なる者と!」(19ページ)。
  7. そして最後に警告がある。「婚礼の絨毯へと急ぐ者があってはならない。美しい婚前の日々、愛の日々をわざわざ短縮してはならない――結婚後は……何が起こるかわからないのだから」(25ページ)!

第二部:彼女(とその両親)の心をつかむ方法

上記のアドバイスを実践し、適切なパートナーを見つけられたとしよう。顔合わせや両親への挨拶といった慣習について、M.A.ザヴァツキは惜しげもなく指南を授けてくれる。ほんの一部を紹介しよう。

  1. 気になる娘ができた? 道端で見知らぬ女性に話しかけては絶対にいけない! 育ちの良い男性らしいあらゆる気遣いと繊細さをもって、まずは彼女の友人たちから必要な情報を得るべきだ。「まず第一に、彼女の家族関係や資産状況について」(26ページ)。
  2. 娘本人と打ち解けるのは二の次だ。勝たねばならないのは彼女ではなく、その両親である。すべては両親次第なのだから。相手の父親との会話では、先方から尋ねられるのを待たずに、「自分の職業、財産、収入、家族・親族関係、将来への意向について、明確かつ誠実に説明することから始めるのが作法」(24ページ)。要するに、隠し事は一切なし! ……ただし借金がある場合は別だ。これについては、父親から明確に要求された場合にのみ申し上げよ、とザヴァツキは助言している。
  3. では、相手の母親、すなわち将来の義母との面会についてはどうか? 第一に、手にキスをしてはいけない。「家の婦人に対して頭を下げるのは当然として、手にキスすることだけは無条件に控えるべし。それは醜いブルジョワ的付加物であり、とっくにエレガントなサロンから追放されたもの。今や老独身者たちだけが密かに目にする光景となっている」(30ページ)。ちなみに理由は定かでないが、初訪問の際は手袋を脱いではいけないそうだ(28ページ)。
  4. 両親に受け入れられた? ではデートの心得をひとつ――飲みすぎないこと!「食堂や売店をあちこち渡り歩き、殊更にアルコールを浴びるようにあおるのは――その結果、口から不快な臭いを漂わせてしまう――遊びのプログラムから完全に削除すべきだ」(37ページ)。
  5. 多くの男性を悩ませる問題:心の貴婦人と買い物に出かける? どんな場合でも彼女の代金を払ってはならない! 万一支払ってしまったら、お金を返してもらうこと。「用事で店に入る際、[独身男性]は一時的に彼女の勘定を立て替えてもよい。しかし帰宅の途につく際、花嫁は婚約者の立て替えた金銭を直ちに返却すべきであり、男性側はいかなる留保も躊躇もなくその返金を受け取らねばならない。……さらに肝に銘じておくべきは、支払う喜びは結婚後に――『すべて彼の側に』やって来るということだ」(35ページ)。
  6. 重要なポイント。想い人が家に不在の場合、どこへ行ったのか両親に尋ねては絶対にいけない。「願わくば、若者が当家の令嬢の不在理由を尋ねたり、直接こう聞いたりすることがありませんように――『それで、お嬢さんはどちらに?』と。まず何よりも、それは不作法で俗悪であり、家庭に対する甚だしく侮辱的な言葉なのだ」(29ページ)。
  7. 贈り物を考えている? 娘さんにダイヤモンドを贈っては絶対にいけない――多くの人が、筆者自身も含めて、そう主張するところだ。「娘さんへの贈り物には指輪をお勧めするが、ダイヤモンドのものは避けること(恋人たちの象徴においてダイヤは涙を意味するからだ)」。
  8. 最後に、気まずいが触れざるを得ない問題がある(ザヴァツキも触れないではいなかったように)。性的な話題は決して持ち出すな! 婚約者は「曖昧な表現、新婚初夜への暗示など――要するに、花嫁を困惑させたり頬を赤らめさせたりする恐れのあるものすべてを、慎重に避けるべきだ」(36ページ)。なおさら、軽率なふるまいは許されない。夕食の席において婚約者は:「会話の際に彼女へあまり身を乗り出さず、体を突き合わせず(誤ってでも膝を押し付けたり、靴を踏んだりしてはならない)、卓布の下で手を使うあらゆる操作が完全に論外であることは、言うまでもない」(39ページ)。

最後に残るのは、破局という難題だ。この件についても、19世紀と20世紀の変わり目を生きた人々には独自のルールがあり、今日の目から見るとかなり驚きの内容となっている。しかし、それについては次回の……指南編で詳しくお伝えしよう。

出典:

M.A.ザヴァツキ『恋人のための手引き――恋愛における幸せと女性との成功を得る方法』、イスクリ社、ワルシャワ2007年(出版社ウェブサイト参照)。