密会の場、狩り、豪華な宴――中世の城が今よみがえる
中世の絵画や版画に描かれてきた密会の場所、狩りの光景、豪華絢爛な宴。それらがついにページの中で息を吹き返します。君主とその愛人、騎士、門番として居眠りするハルバード(斧槍)兵、そして台所仕事の手伝いとその犬まで――城壁の内側で繰り広げられていた「日常」の姿が、ついに明らかになるのです。
フランシス&ジョセフ・ギーズ夫妻による『Life in a Medieval Castle(中世の城の生活)』は、版画から知られる華やかな側面だけでなく、年代記には決して書かれなかった城の内実をも描き出します。王と宮廷、狩り、騎士のトーナメント――それらが再び生き生きと蘇ります。
城に住む人々は退屈していなかったのか?
本書は、城とそこでの暮らしを包括的に概観する、他に類を見ない一冊です。二人の著名な歴史家が、かつての要塞における色鮮やかな生活世界を読者へと誘います。
城の住人たちは退屈していなかったのでしょうか? そこには独自の性に関する行動規範があったのでしょうか? なぜ「寝室が二つ」という流行が命を救うことになったのか――しかも結婚生活だけではなく?
こうした疑問への答えはすべて、フランシス&ジョセフ・ギーズ著『Life in a Medieval Castle』(Horizon Mark、2017年)の中に見つかります。
中世の城の食卓――アーモンドミルクのリゾットからクネルまで
城の食事がどのようなものだったか、想像してみませんか? アーモンドミルクで炊いた米と鶏肉のペーストを合わせた、繊細な味わいの料理「ブランマンジェ(blankmanger)」。レシピを目にすれば、自分のキッチンで再現したくなるかもしれません。
団子好きなら、鹿肉を使った中世の料理「クネル(quenelle)」はいかがでしょうか。銀のカトラリーと「メイザー(mazer)」と呼ばれる装飾的な杯で料理が供され、トルバドゥールの歌声が宴に彩りを添えていた時代へ、あなたを誘うことでしょう。
城の部屋はそれぞれ何のためのものだったのか?
来客を迎えるための代表部屋から、使用人だけが滞在する部屋まで。城の各部屋はどんな目的で使われ、それぞれにどんな秘密が隠されていたのでしょうか?
ジョセフ・ギーズとフランシス・ギーズは、驚きと発見に満ちた中世の要塞の生活世界へと、私たちを優雅に案内してくれます。
『ゲーム・オブ・スローンズ』の原点に出会う
ジョージ・R・R・マーティンが「氷と炎の歌」の魅惑的な世界を作り上げる際に参考にしたものとは何だったのか? 彼が登場人物のヒントとしたのは、どんな人物たちだったのか? そのつながりを探り、巨匠の足跡をたどってみましょう。
『Life in a Medieval Castle』は、歴史好きの方にも、ジョージ・R・R・マーティンのファンにも必読の一冊です。