1939年から1945年――激動の第二次世界大戦期を振り返る
1939年から1945年は、世界史の中でも最も激動した時代の一つです。この期間の中心にあったのは、言うまでもなく第二次世界大戦です。ここでは、戦争がどのように始まり、世界中へ拡大し、そしていかに終結へ向かったのかを、年ごとの主要な出来事とともに分かりやすく解説します。
1939年:戦争の勃発
- 9月1日: ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が開幕。
- 9月3日: イギリスとフランスがドイツに宣戦布告。
- 9月17日: ソ連がポーランド東部に侵攻。独ソ不可侵条約(モロトフ=リッベントロップ協定)に基づき、同地域を併合。
1940年:ドイツ軍の快進撃
- 4月: ナチス・ドイツがデンマークとノルウェーに侵攻。
- 5月〜6月: ドイツ国防軍がベルギー、オランダ、フランスへ侵攻し、6月にフランスが降伏。
- 7月: ドイツ空軍がイギリス本土の制空権獲得を目指し、「バトル・オブ・ブリテン(英国航空戦)」が始まる。
- 10月: イタリアがギリシャに侵攻。
1941年:戦争の世界的拡大
- 6月: ドイツがソ連侵攻作戦「バルバロッサ作戦」を発動。史上最大の陸上戦域となる東部戦線が開かれた。
- 12月: 日本が真珠湾を攻撃し、アメリカが連合国側として参戦。
- 米英ソによる「グランド・アライアンス(大同盟)」が枢軸国に対抗する体制として成立。
1942年:転換点の到来
- 日本が東南アジアでの支配圏を拡大し、シンガポール、フィリピン、ビルマ(現ミャンマー)などを占領。
- 6月: ミッドウェー海戦でアメリカ海軍が日本艦隊に壊滅的な打撃を与え、太平洋戦域の大きな転換点となる。
- 7月: スターリングラードの戦いが始まる(1943年2月まで)。ソ連の決定的な勝利となり、東部戦線の流れを大きく変えた。
1943年:連合国の反攻
- 連合国はドイツ本土に対する戦略爆撃を本格化させ、ドイツの生産力と国民の士気に深刻な打撃を与えた。
- 7月: 連合国軍がシチリア島に上陸し、続いてイタリア本土へ進攻。
- 11月: ソ連軍がキーウ(キエフ)を奪還。
1944年:第二戦線の開設
- 6月: 連合国軍がローマを解放。
- 6月6日: 「D-Day」と呼ばれるノルマンディー上陸作戦が実行され、対独第二戦線が開かれた。
- 夏: ソ連軍が大規模な夏季攻勢(バグラチオン作戦)を展開し、ドイツ軍を自国国境付近まで押し戻す。
1945年:戦争の終結
- 1944年12月〜1945年1月: ドイツ最後の大規模攻勢「バルジの戦い」が発生。
- 連合国軍はドイツ国内への進撃を続け、ケルン、ハンブルク、ドレスデンといった主要都市を次々と攻略。
- 4月: ソ連軍がベルリンを占領し、アドルフ・ヒトラーは自殺。
- 5月8日: ドイツが無条件降伏し、ヨーロッパでの戦争が終結。
- 8月: アメリカが広島と長崎に原子爆弾を投下。これにより日本が降伏し、9月2日に第二次世界大戦は正式に終結した。
以上が、1939年から1945年の間に起こった主要な歴史的出来事の一部です。この6年間は前例のない紛争と混乱に満ちた時代であり、世界の地政学的な構図を一変させるとともに、国際秩序や人々の価値観に今日まで続く深い影響を刻みました。