歴史物語

フランシスコ・ピサロのインカ帝国征服の旅に同行した人物は?

フランシスコ・ピサロと共に旅した二人の男

16世紀前半、南米のインカ帝国を征服したことで知られるスペイン人コンキスタドール、フランシスコ・ピサロ。しかし、この壮大な遠征は彼一人の力で成し遂げられたものではありません。ピサロの旅には、二人の重要なパートナーが同行していました。

ディエゴ・デ・アルマグロ

一人目は、同じくスペイン出身のコンキスタドールであるディエゴ・デ・アルマグロです。彼はピサロと共にペルー遠征の計画を立案し、軍事面で大きな役割を担いました。後にチリ遠征も指揮するなど、精力的に活動した人物として知られています。

エルナンド・デ・ルケ

もう一人は、パナマで活動していた司祭のエルナンド・デ・ルケです。彼は遠征に必要な資金の調達を担当し、計画全体を支える経済的な柱となりました。三人はしばしば「三人組」と呼ばれ、インカ帝国征服事業を共同で推し進めたのです。

三人の協力と悲劇的な結末

ピサロ、アルマグロ、ルケの三人は1520年代半ばから遠征の準備を開始しました。当初は苦難の連続でしたが、1532年にピサロはインカ皇帝アタワルパを捕らえ、翌1533年には首都クスコを占領することに成功します。

しかしその後、征服地の分配をめぐってピサロとアルマグロの関係は急速に悪化しました。対立は武力衝突へと発展し、アルマグロは敗れて処刑されます。さらにピサロ自身も、1541年にアルマグロの息子たちの手によって暗殺されるという、悲劇的な結末を迎えたのでした。