ニクソン、リディ、そしてウォーターゲートへ今回は、2012年10月にフランスのファヤール社(Éditions Fayard)から刊行されたアントワーヌ・コッポラーニ(Antoine Coppolani)による評判の伝記『リチャード・ニクソン(Richard Nixon)』から、長めの抜粋を紹介したい。ニクソンについては、以前にもロマン・ユレ(Romain Huret)による良書を取り上げたことがある。コッポラーニの大作――全1200ページ、注釈3500件に及ぶ、フランス語圏における「決定版」と呼びうる伝記――は、ユレの主要な分析と矛盾するものではない。著者の関心は主として「大きな歴史」に向けら